有料の試写会「新・あつい壁」

今日の午後から熊本へ行く用事ができてしまいました。あれ?今日が「新・あつい壁」の熊本試写会ではなかったかな?熊本市内での用事が終わったら、そのまま帰ろうかどうしようか?と迷ってしまいました。3月にすでに製作協力券(前売券)は購入済。二日前のFMの番組で中山監督がdenkikanで見て!と言われていたけど、私は単なる映画好きで、人より早く見たいという欲求が強く、そのまま熊本市内に残って試写会に行くことにしました。
試写会場は産業文化会館ホールでした。以前はよく試写会はここでやっていましたが、今はシネコンとかでばかりですから、このホールに入ったのは何年ぶりでしょうか?シネコンのスクリーンを見慣れているので、ホールのスクリーンがこんなにも小さいのか?と驚いてしまいました。だから、いつもシネコンでは上から私は2列目か3列目に座るのが皆さんと同じ真ん中あたりに私も固まって座りました。製作協力券を購入しての試写会ですので、満席にはなりませんでしたが、300人くらいはいたかな?普通の映画では多いくらいですよね。
私は「あつい壁」を見ています。「黒髪校事件」という偏見と差別事件があったことはこの映画で初めて知りました。昨年お亡くなりになったばってん荒川さんの若き姿を見ることもでき、偏見と差別をなくさないといけないな~って私も思いました。「あつい壁」はそれなりに傑作だと思います。しかし、今回の「新・あつい壁」は、前作と比較して、また最近上映された「それでもボクはやってない」とも比較して、何か今ひとつ乗れない部分がありました。
今回のは藤本事件をモチーフにしてあり、主人公は若きルポライターです。ホームレスの話から熊本の殺人事件に興味を持ち、ハンセン病の偏見と差別の現実を知るというような内容だったです。全編、若きルポライターが、吉村事件(実際は藤本事件)の関係者から話を聞く展開で話は進んでいきます。ハンセン病の差別の根っ子は深いとはわかるのですが、何か違うと思ったのは、実際の藤本事件は差別の話だけでなく、国の政策の誤りとの融合で起こった事件だったようです。この映画は文化庁の助成を受けており、国に対して批判的なことは描けないという制約があったのではないでしょうか?
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