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2007/05/19

ノーベル賞物の演技、藤井隆「バッチギ!LOVE&PEACE」

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 1作目の「パッチギ!」はタイトルの意味がよくわからずに劇場ではなくDVDで鑑賞しました。そして、次はしっかり劇場で見たいと思いました。昨晩、金曜ロードショーで「パッチギ!」をやりましたが、また見てしまいました。泣けて笑えました。

 今日の午後、TOHOシネマズはませんまで行って続編「パッチギ!LOVE&PEACE」を見ました。午後3時15分開始の分でしたが、入場者は私ともう一人のおじさんのたった二人でした。

 前作のラストで生まれたアンソンの息子は難病にかかっていて、その治療のために京都から東京に来ている設定。桃子は死亡。コウスケはキョンジャとは別れたのかな?何の説明もなし。この甥っ子の病気を治すためにキョンジャは芸能界に入り、兄アンソンは、危ない仕事をやることになります。

 それにしても、今回から出てきた藤井隆扮する佐藤君。ものすごくいい人間の役。なぜ彼を主役にしなかったのかな? 全編「在日の偏見と差別」を描いてありながら、佐藤君はそんな彼らに自然と溶け込んでいきます。アンソンと出会ったシーンだって、アンソンと国士舘大学の応援団長の喧嘩を止めようとして殴られてその団長をブルース・リーの真似をして蹴りを入れてしまいます。その蹴りが元で応援団長は脳波がおかしくなったという理由で国鉄を首になってしまいます。またアンソンの危ない仕事の手伝いをして自分だけが警察に捕まってアンソンを逃がしています。彼はキョンジャが好きなんですが、キョンジャはそのまま芸能人になって遠い存在になっていきます。この兄弟に佐藤君は無くてはならない存在なのに映画の中では報われていないと思います。

 「」がなくてこの「LOVE&PEACE」なら良かった!と言えるのでしょうが、1作目の続編として見たら、前作を上回っているとは思えないですね。

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