ドロップキックを決めろ!「ガチ☆ボーイ」

交通事故により「高次脳機能障害」になった大学生が学生プロレスに没頭していく。3月1日公開の「ガチ☆ポーイ」を一足早く宇城バリューで試写で見ることができました。でも、試写会なのに少ないですね。
「高次脳機能障害」って聞くと「博士の愛した数式」を思い出しますよね。あのとき、主役は博士ではありませんでしたので、博士が事故で記憶が90分しか持たないことで人生に意義を感じていたかどうかわかりませんでした。今回の主人公の五十嵐君は1日経って寝てしまうと翌日にはぜんぜん前日のことを思い出せなくなるという設定です。事故前の記憶はあるのに昨日のことが一つも思い出せないことにかなり絶望感を持っています。事故前は司法試験の一次は合格して親は行く行くは弁護士になってくれるのを楽しみにしていたのに事故で生き残ったものの、機能障害で前日のことを思い出せなくなったので家族の重しにしかなっていない自分にかなり絶望しています。そんなときに学生プロレスに出会った。頭は忘れても体は覚えている。プロレス部の皆とプロレスをしているときが生きていると感じられるのだそうです。
元々、学生プロレスはガチンコではありませんが、五十嵐君はその段取りを途中で忘れてしまい、試合中にガチンコでやるので、タイトルが「ガチボーイ」となったようです。いつもメモを持ち歩き、皆と一緒の写真をとりまくる。仲間と一緒にいるときが青春なのでしょう。佐藤隆太君の青春グラフティ。「銀色のシーズン」同様、フジテレビ・ROBOT製作。「銀色のシーズン」よりは面白かったかな?ただ、私はもっと泣けて笑える映画だと思っていたのでちょっと気抜けしたところもありました。
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