「22才の別れ Lycois-葉見ず花見ず物語」

熊本では劇場公開がなかった「22才の別れ Lycois-葉見ず花見ず物語」のDVDを昨晩借りてきて見ました。大分県でロケしたようで、大分県にはずいぶんときれいなところがいっぱいあるんだな~って感心してみました。
私は1955年生まれ。劇中の主人公は1960年代というから私より8歳くらい下の人みたい。「ノストラダムスの大予言」をまじめに信じた世代だと言っています。葉子と俊郎は高校生からの恋人関係ではあったもののキスもしないでいたなんて。俊郎が一歩踏み出せば人生は変わっていたのだろうか?
最初、主人公俊郎が医者に精子がない病気だと診断されるシーンがありました。後からこれはかなり重要なシーンというのはわかったものの、これは一体何?ってそのときは思いました。次に葉子の娘「花鈴」と出会うコンビニ。外はどしゃ降りというのはよくあるシーンですが、コンビニ内がえらく暗いんです。まるで、停電しているかのように。レジが動いているので停電はないのでしょうが、違和感があるシーンですね。劇中に「年収100万円」「ニート」とか格差社会の今を反映した台詞が出てきます。伊勢正三の「22才の別れ」をフューチャーするとこういう映画になるんですね。佐々部監督の「結婚しようよ」は吉田拓郎の曲を使っていましたが、この映画は「22才の別れ」をモチーフにほとんどこの1曲を劇中にも最後にも流すという映画に仕上がっていて、すごさを感じましたね。この映画は大分第2作目だそうで、第1作目の「なごり雪」も見てみたくなりました。
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