熊本初日「ヒトラーの贋札」

またDenkikanに映画を鑑賞に来ました。今日は1月19日に東京で公開された「ヒトラーの贋札」が熊本では初日でした。受付のお姉さんは「ヒトラーをご覧になられる方」と言っていました。ヒトラーを見に来ていませんけど。
ユダヤ系ロシア人のサリーは贋作師。パスポートや紙幣の偽造を主な生業にしていた。ある日、ドイツ捜査官に捕まり収容所送りになる。収容所内で彼は絵の才能を認められ、他の囚人とは違う扱いをされる。またある日、今度は別の収容所へ移送。そこは、ポンド紙幣の偽造を行うための専用施設。各収容所から印刷とかその道のプロを集めてきて偽札作りをさせるのだ。他の収容所とは違ってペットがフカフカ。休憩所には卓球台が置かれる。しかし、自分たちのいる収容所の壁の向こう側では銃殺刑が執行されているようだった。ポンド紙幣の偽造に失敗すれば、この偽造スタッフは全員死刑なのだろう。
1936年当時のイギリスの5ポンド紙幣って裏面は刷ってないのですね。彼らが作った偽ポンド紙幣は銀行でもばれなかった。しかし、次に命令された「ドル紙幣」の偽造ではなかなかうまくいかなかった。また、偽造を成功させるとドイツ軍を助けることになり、正義を通すか今生きていることを正とするか?収容所の仲間は悩むことになります。サリーって最初は孤独を愛していたようですが、偽造スタッフを彼はよく擁護していましたね。「生きるためにしかたなかった」。たぶんそう言い聞かせながら、サリーは偽札を作ったのでしょう。なかなか考えさせられる映画でした。
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