「キネマ旬砲」鷺沢萠著
八代市立図書館で見つけました。鷺沢萠著「キネマ旬砲」。映画エッセイなのですが、ものすごくミーハーなのです。キネマ旬報にこれが連載されたと知って、キネ旬も寛容だな~ってびっくりしました。
キネマ旬報といえば、「映画検定」を主催するような映画では王道みたいなところ。「映画は監督が大事」と映画検定を受けてから学びましたが、この本では監督は全く載っていません。ハリウッドスターを著者と小山田編集員がああだ!こうだ!と批評しあっていて、「ニコラスケイジ」を捕まえて「情けない顔の人」とか言っているんですからね。笑っちゃいます。これが普通の人の映画を見た後の感想ではないかと思いました。気楽に読めて楽しいです。
ただ、著者の鷺沢萠さん、もうこの世にいないんですよね。この本が発行されたのは2002年。2004年に何と自殺されていました。何があったのか知りませんが、もっと映画を見て、毒舌批評をもっと聞きたかったですね。
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