「カリーナの林檎~チェルノブイリの森~」ドキュメンタリーではなくドラマで、和製洋画!
今日から始まったオンライン試写会で一発目で当たった。見た映画は「カリーナの林檎~チェルノブイリの森~」。何とこの映画はロシア人しか出てこないが、スタッフはほとんど日本人で和製洋画だった。そして、2004年にできていたのに、チェルノブイリ事故はもはや風化していて公開ができなかったそうだ。日本で福島原発事故が起きてやっと公開ができるようになったという。何とも皮肉な感じだ。11月19日(土)よりシネマート六本木で。何とこの映画は熊本でもDenkikanで12月公開のようである。
最初この映画はドキュメンタリーかと思っていたら、ドキュメンタリーとは思えないアングルでの映像があって、これはドラマなんだと悟った。冒頭は普通の少女がおばあさんと暮らしている。空も湖もあんなにきれいだ。だけど、チェルノブイリの隣の場所であったために、お母さんもおばあさんもその女の子も病気になってしまった。お母さんは言う。「チェルノブイリには悪魔のお城がある」と。おばあさんは「大丈夫。神様が守ってくれる。」だけど、病に皆倒れてしまった。カリーナは、その悪魔に会いに行き、毒をまかないようにお願いに行くのだという。カリーナの吐く息の白さはものすごい。さすがにロシアだ。日本人が書いたシナリオだからあんなにやさしいロシア語なんだろう。大学のときに第二外語でロシア語を勉強したのでだいたいわかった。発音もきれいだ。総入荷は英語。ラスト近くになってやっと大林宣彦監督のナレーションが日本語で入る。そして、2010年3月にも追加で撮影した映像でラストになる。ガイガーカウンターが振り切れそうだ。チェルノブイリ事故から25年経ってもまだあの事故場所では放射能が出ているのだ。何か、ずんと来る映画だった。
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