「終の信託」PG-12指定は避けるべきでは?
周防監督の「終の信託」を昨日の午前9時半の回で見た。朝一番だったので、ロビーにも客はまばらだった。
私はこの原作本を読んだ。原作は短編で裁判所に折井が着くところから始まるが、映画は堤防に折井が花をたむけるシーンから始まる。その後折井は裁判所に出頭するのだが、あの花をたむける場所が江木が倒れた場所というのが後からわかる。パンフによると、この映画は順撮りしたそうで、江木役の役所広司はかなりやつれていく。喘息患者の役がはまっていて、医療監修の医者が本当の喘息患者と間違えたくらいの演技だった。が、折井医師役の草刈民代は、「シャル・ウィ・ダンス」の頃とは違って完全におばさんになっていた。元々ダンサーだったので、スタイルが良いのはわかるのだが、不倫相手の高井医師とのベッドシーンはいらないのではないのかな?あのシーンがあったので、PG-12指定になったと思う。元々この映画のテーマは重くて子どもは見ないだろうけど、PG-12指定を受けなかった方が良くはなかったかな?!
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